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<<   作成日時 : 2010/12/21 23:50   >>

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 12月21日。
 昨日と今日,2人いるカウンターパート(直接的に支援をする相手のこと)のうちの1人,ティニ先生(女性)の授業を初めて見ることができた。この教員養成校に派遣されて5か月経っている・・・。

 正直なところ,ちょっと見くびっていた。というのも,授業研究会や話し合いなどでティニ先生はいつもどこか不安げで何かにつけ,となりの先生とひそひそと耳打ちをしていた。そんな様子を目の当たりにしていたから。

 今回の授業は,「花のつくり」 以前もう1人のカウンターパートであるソカ先生が,私の考えた授業案で授業を行った単元。ティニ先生もその授業案どおりにやりたい,と言ってきたので授業を手伝うことに。

 ティニ先生は1年生担当。1年生も2年生と同じく5クラスある。同じ授業を5回繰り返すということだ。
初めの授業はなんだかんだ打ち合わせているうちに,私がやることになってしまった。
 自分で考えた授業だし,ソカ先生と何度も打ち合わせたり,練習したりしたから,できるような気がして,つい安請け合いしてしまった。

 私にとって,生徒を対象にした授業まるまる1時間担当するのは,初めてだった。

 精神的にすごく疲れたが,生徒の反応もまずまずだったし,こちらの意図はなんとなく伝わったようだし,初めての授業にしてはうまくできたような気がした。

 それよりも,驚いたのは,ティニ先生の実力。
ソカ先生もそうだったが,2人は授業の進行はとてもうまい。話の仕方,生徒の意見の聞きだし方など,さすがベテラン。授業の進行の仕方については,私のサポートはいらないなと思った。
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 生徒のノートをとる能力にも新しい発見があった。
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このようなワークシートを作り,授業で使った。でも,そのワークシートが足りなくなってしまい,無い生徒は,ノートに書いていた。その生徒の中で,こんなノートをつくっている生徒がいた。
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ワークシートを参考にして,花の観察記録の絵に,つくりの名称を書き込んでいたのだ。
 文章ばかりのノートしか見たことがなかったので,これには驚いた。
やればできる。ワークシートより,むしろこの方が生徒には勉強になると思った。
 これからは,ワークシートに頼らず,板書を工夫し,ノートの工夫を意識させるようなアドバイスを,先生・生徒にしていこうと思う。
 ティニ先生,ソカ先生,2人の授業を見て,現段階での自分の活動の方向性が見えてきた気がする。
2人の先生に共通する課題は,
@理科の知識不足(誤認も含め)
A実験や観察の経験不足
このうち,Aをサポートしていこうと思う。
先生方自身の力で(何の助けも借りずに)実験を授業に取り入れ,実験を行っていくための力量を身につけるためには・・・。
・実験の準備の仕方
・実験の練習(できれば複数回)
・実験の指導の練習
が必要だと思った。

 これを週1回の定例ミーティングの時間を利用して実施していこうと思う。この活動で,理科的な知識も深まると思う。

 しかし,そうすると,普段の2人の授業のサポートまでは手が回らなくなると思う。授業のサポートがおろそかになると,カウンターパートは私に対して不満を持つかもしれない・・・。
でも,両方やろうとすると,多分どちらもうまくいかなくなってしまうと思った。
二者択一。自分の考えを信じてやってみようと思う。

 普段の授業のサポートができない分,生徒へのサポートをやってみようと思っている。
実験教室の実施だ。
週1回のペースでできればと思っている。

 これによって,生徒に少しでも「実験」を経験してもらい,その必要性やおもしろさを理解してもらえればと思う。
実験に対する知識や技能の向上,というレベルには行かないだろうが,「関心・意欲を高める」を目的にして実施していければと思っている。
その際,ノートのとり方についてもアドバイスをしていければと思う。

 こういったことを,今日の午後,校長先生に提案した。
言葉だけでは伝わらないと思っていたので,文書にまとめた。もちろんクメール語で。(その分,1か月くらいかけてしまったが。)
 クメール語の家庭教師の先生(チューン先生)に何度も修正してもらってやっとできあがった。
 やはり,文書があったおかげで,校長先生はすぐに理解してくれた。
以前から私の活動に理解がある校長先生だが,今回も全面的に私の提案を受け入れてくれた。
 「だめかなー」と思っていた,実験器具が収納してある戸棚(今はぼろぼろで名ばかりの教材資料室にある)の移動までOKしてくれた。これからは明るくてきれいな図書室(兼会議室)で活動ができる!

 あまりにも理解がある校長先生なので,逆にそれが不安要素でもある。
校長先生は私の意見や活動に全面的に賛成。でも,実際にその意見を受けたり,活動を共に実施する他の先生方は,必ずしも賛成派ではないのだ。
 特に副校長先生は,実際に教師陣を束ね,まとめる実行役だから,理想論派の校長先生とは考え方や意見に溝があるように見える。
 
 つまり,校長先生にわかってもらっただけではうまくいかない。
他の先生方にも理解,納得してもらわなければならないと思っている。 そのために提案文書を作ったのだ。
校長先生に,「関係する先生方に集まってもらって話し合いをしたい。」と伝えた。その機会をつくってくれるとおっしゃってくれた。
 その会議で,文書を配り,自分の考えや活動内容を理解してもらい,意見を出してもらい,私の意見の押し付けではなく,現実的に実施可能な活動案にしたいのだ。

 今日,そのための第1歩が踏み出せた。次は会議の実施。いつになるかわからない(カンボジア特有のゆったりとした時間の流れなので)が,その会議を必ず実現したい。
 校長先生の「鶴の一声」だけに頼らず,できるだけ関係の先生方の理解を得ながら活動していければ最高だ。

 こういう活動内容が考えられるのも,カウンターパート2人の授業の力があるから。
カウンターパートの実力に助けられている。感謝,感謝。 

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