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zoom RSS 小さな一歩,でも前進できたと思う。

<<   作成日時 : 2011/01/29 01:10   >>

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 1月28日,T先生との活動で,小さな一歩だけど前進があった。

 今週の水曜日,定例の研修会で,T先生が授業者(教師役)になって,「てこ」という単元の授業指導の練習を行った。先週の研修会で同じ単元(内容)について,どうやって授業を進めるか,実験をどのように指導するか,ということについてわたしが実際にやって見せた。それなのに,かなりの課題が残った。来週,その単元の授業があるのに大丈夫!?という感じだった。
 T先生は,「自信が無い」と言うものの,練習をしたり,単元について勉強したり,教材を準備したり,ということはする気がないらしい。いくら私が「やろうよ,必要だよ。やるなら手伝うよ。」と声をかけても応じる気配はない。
 せめて,教材準備くらいはしようと,何度も声をかけた。
 はじめは,「ナオキが用意してくれ。」と言われた。ちょっと頭にきた。「あなたの生徒でしょ!あなたの仕事でしょ!生徒はあと1年半で先生になっちゃうんだよ!」という憤りを抑えつつ,「私1人で準備しても,T先生の力(技術)はあがらないよ。それは良くないことだ。」と話し,やっといっしょに準備をする約束をとりつけた。

 約束した日,活動予定の部屋が会議で使えなくなってしまった。突然こうなるのはよくあること。T先生と相談したら,「明日の午前中にしよう。」と言ったので,そうすることにした。

 次の日,つまり今日の午前中。約束の時間にいなかった。いつものことなので電話してみると,学校の近くで朝食を食べているとのこと。学校には一度来ていたらしい。少しほっとした。が,「今日も会議で部屋が使えない。」と言われた。確かにその通りだった。「じゃ,いつやるの?」と聞くと,「授業のある月曜日までわたしは忙しい。時間が無い。ナオキがやってくれないか。」と。
 またまた頭にきた。なぜそういう思考になるの?怒りを抑えつつ(声ににじみでていたとは思うが),「私1人ではやらないよ。T先生の授業です。T先生が準備する必要があります。T先生といっしょなら手伝います。」と繰り返し伝えた。すると,電話が切れた。

 がっかりして放心していると,T先生が学校に戻ってきた。
ここが勝負所と思い,努めて冷静に話した。

私:「月曜日までに時間はありますか?」
T先生:「ない。」
私:「全然ないの?」
T先生:「そう」
私:「今日は?」
T先生:「10時から用がある。」
 今,8時半!よし1時間半ある!
私:「じゃ,1時間半あるから,今からやろう。」

 と半ば強引にT先生を準備ができそうな部屋に連れて行き,道具・材料を全部用意して,やらざるを得ない状況をつくった。T先生も観念したようだった。役割分担を指示したらすぐに作業に取り掛かった。

 それから1時間半,黙々と2人で作業した。険悪といえばそんな空気も少しあったかもしれないが,必要なことは確認しあうなど,ちゃんと活動ができた。
画像


 やり始めると,T先生もやる気がでてきたらしく,一度作った掲示物のできばえが良くないということで,作り直し始めた!(わたしはそれでもいいと言ったのに,それでも作り直し始めた)そんなT先生を見ることができて,うれしかった。
 出来上がったとき,10時を過ぎていた。でもT先生は少し満足そうで,時間について不満を言わなかった。
通りかかった副校長に,「きれいな掲示物ができたね。」と言われてうれしそうだった。

 一時は険悪なムードになったし,私もT先生に対して怒りをあらわにしてしまった。
 でも,今日は2人で授業の準備を実行することができた。
 わたしはこれが大事なんだと思う。良い授業を行うためには,授業の準備(単元についての学習や授業計画,教材作成など)が何より大切なんだと思っている。それを理解・経験していくことがカンボジアの先生方に必要なことだと考えている。わたしがここに派遣されている理由もそこにあると思っている。
 今日,それが少し実行できた。いっしょに準備をすることができた。これを何とか繰り返していって,パートナーの先生方が授業のためのさまざまな準備に,『慣れて』いってくれたら活動の成果と言えると思う。
 まずは,『慣れる』こと。徐々に『その大切さ・価値を理解していく』こと。そんなふうに変容していってくれたらと思う。
 そう願いながら活動していこう。地道に。地道に。

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