カンボジア ナウ カエッ タカゥ生活

アクセスカウンタ

zoom RSS STEPSAM2の研修会に参加しました

<<   作成日時 : 2011/04/11 02:11   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 4月4日(月)〜9日(土)
 JICAのプロジェクトSTEPSAM2が主催する研修会が始まった。
この研修会にはカンボジア各地にある教員養成校の理科担当の先生が参加する。全国の先生方が一同に会する大きな研修会。
 毎年2回,4月と9月に実施されている。プノンペンのど真ん中,独立記念塔が目の前にある高校教員を養成する学校で開催される。
 今回は,小学校教員養成校,中学校教員養成校の合同実施。期間は6日間。
 「フンセンホール」というカンボジアの首相の名前がついた大ホールで開会式が行われた。
画像

 
 研修の内容はこんな感じ。
○ナショナルトレーナーによる授業研究(授業例の紹介)
画像

 プロジェクター,パソコンを駆使して,コンピュータグラフィックを使って月の満ち欠けについて授業を展開していた。映像は説得力があるが,映像の活用の仕方,見せ方には課題があると感じた。何よりカンボジアの学校現場でこういった機器が普及していないので,この授業の紹介に意味があるのかという疑問を感じた。
 月の満ち欠けがどうして起こるのかということを調べる活動にも,もう少し工夫が必要だと感じた。

画像
画像

 これもナショナルトレーナーによる授業実践の紹介。身近な場面でどんな「力」が生じているのか,見つけて分類する授業。「小学生にわかりやすく」という工夫があり,良い授業だと思った。どの学校でも用意できそうな教材を使っているのも良かったと思う。授業の展開が良かったので,観察していた先生方には,そこにもっと興味関心をもってもらいたいと思った。

○教員養成校の先生による授業研究
 この研修会に向けて先生方には宿題がでていた。1校につき1つ,指導案を作成し,提出すること。
3グループに分かれ,グループ内でその指導案を提案し合って,内容について協議をした。協議後,一人一人各指導案を評価して点数をつける。
それを集計して,指導案に順位をつけていた。1・2位になった学校の先生が,その授業を実際にやってみせるという内容。
 私の配属先のタケオの指導案も見事選ばれ,授業をやることになった。
画像
画像
画像

 タケオでも何度も授業をした単元だったので,さすがに上手だった。観察していた先生方の評価も上々だった。この授業も,「小学生にわかりやすく」という視点に立って,授業(指導)内容を工夫した。そこに関心をもってもらい,議論して深めてもらえればと思った。なかなか授業の進め方(指導法)ということに注目が集まらないのは,今後の課題だと思った。
 配属先で自分が開いている研修会でも,授業の展開の工夫(生徒にとってわかりやすく)という観点をもっと大事にしていかないとなと思った。
 前回参加させてもらった9月の研修会の時に比べて,先生方の授業もぐっとよくなってきていると思った。例えば・・・。
画像
画像
こんな感じで,板書が上手になってきた。黒板をあまり活用しない印象があったが,効果的に使う先生が増えてきたなという印象があった。
また,
画像
画像
この先生は,自分で実験器具を考案したようだった。温度変化による水の体積変化を調べる実験のための器具。温度計も良い位置に設置してあるし,注射器を使って体積変化を測るのがいいなと思った。水の体積変化はそれほど大きくないので,注射器の目盛りはちょうどいいなと思った。注射器はカンボジアでは薬局で間単に,安価で手に入るので,その点でもいいなと思った。

○各校における研修活動の成果等の発表
 各校でどのような研修活動が行われているのかについて管理職が順に発表し合った。
画像

 その後,JOCV(協力隊員)によるプレゼンテーションがあった。
JOCVが派遣されている養成校でどのような研修が行われているのか,JOCVから見た研修内容の発表。
そして,JOCVがどのような活動をしているのか,支援活動の内容の紹介。
 後者の活動内容の紹介は,私が担当した。
クメール語表記のスライド作りや,クメール語による発表のための原稿作りなどはかなり苦労した。が,発表を終えてみると,とても良い経験をさせてもらったと思う。
 先生方の評判もまずまずで,発表後いろいろな先生から声をかけてもらえた。プレゼンを通して伝えたかったこと(先生方の力・意志で生徒にとって良い授業を目指して工夫・努力していってほしい)がどれくらい伝わったのか,それはわからないが,JOCVの存在やその活動を少しでもアピールできたことは,やった意味があったと思う。
画像
画像
画像


 このような研修が6日間,みっちり行われた。研修の内容量が多かったにもかかわらず,先生方は意欲的に研修に取り組んでいたように見えた。前回よりも確実に議論の内容もよくなったし,発言する先生も多くなったと感じた。課題も多いが,着実に良い方向に進んでいるように感じた。
 自分自身の成長も感じることができた。前回は言葉の壁に圧倒され,何をやっているのか全くと行っていいほどつかめず,ただ傍観しているだけだった。
 しかし,今回は,どんなことについて議論しているのかある程度わかったり,指導案を読むペースも速くなったので,何度か自分の意見を発表することができるようになった。関わりが深くなった分,自分も学ぶ点が多かったので,自分自身にとっても充実した研修会になった。

 「心臓のはたらきと血液の循環」の授業について協議している際,ある先生から意見を求められた。その授業で使った実験道具の良し悪しと,それよりも効果的な実験道具は無いか,というような質問だった(と思う。)
 急に意見を求められたので,困惑したが,実験道具について思いついたことがあったので,それについて意見を述べた。しかし,言葉が未熟なのでうまく伝わらなかった。これは実際に作って見せたほうがいいと思ったので,先生方には後日見せると約束し,さっそく実験道具を作ってみることにした。
 プサー(市場)に材料を買いに行き,ドミ(隊員宿泊所)で作ってみた。
画像
画像
隊員仲間に見てもらったところ,結構好評だったのでうれしかった。
 完成した翌日,休み時間に実験道具を披露した。
画像
画像
画像

 思った以上の反応,多くの先生方が集まってきて,興味をもってくれた。何人かの先生が,「学校に戻ったら自分も作ってみたい,だから材料(灯油ポンプ)をどこで買ったのか教えてくれ。」と言ってくれた。それがとてもうれしくて,先生方は研修で忙しかったので,先生方の代わりに買ってくることにした。自腹を切ってまで材料が欲しいと言ってくれたことがうれしかった。先生方がやる気を見せてくれるのは何よりうれしい。

 濃密な6日間の研修は,こんな感じで終わった。最後は,教育省のNO.2の方の1時間くらいのロングスピーチで締めくくられた。
画像
えらい人は必ず長ーーーいスピーチをするこのカンボジアの習慣はいまだになじめない。

 もう1つうれしいことがあった。
カウンターパートのソカ先生・ティニ先生・ソパイ先生といっしょにお昼ご飯を食べられたことだ。
私の活動に協力してくれているこの3人の先生といっしょにご飯を食べるのは,これが初めてだった。
首都プノンペンなので,日本料理店(焼肉店)に行った。ソパイ先生は日本食が初めてだったらしく喜んでくれた。
タケオではなかなかみんなで食事ってことにはならないので,貴重な食事会になった。9月も研修があるので,そのときもまた食事に誘おうと思った。
画像


 充実した研修会になった。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
STEPSAM2の研修会に参加しました カンボジア ナウ カエッ タカゥ生活/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる