4月27日(木) クメール正月が過ぎ,先週は正月気分という感じだったが,やっと今週に入って後期日程が始まった。 後期日程になったこともあり,カウンターパートの先生方の時間割も変更になった。 ということで,毎週水曜日に私がカウンターパートと共に開催している定例研修会が木曜日となった。 今日は,後期第1回目。 間にSTEPSAM2(JICAプロジェクト)主催の研修会,クメール正月があったこともあり,実に1か月ぶりの開催となった。 私自身もちょっと休みボケ状態だったので,先生方はどうかな?研修会への意欲が下がっちゃったかな?とちょっと心配だった。 今日の研修会の内容は,「目」という単元の授業の流れ(内容)の検討会。 前回,私が「目」の授業に合わせた実験と,その実験を用いた授業内容の提案をしてあり,先生方といっしょに実験器具も作った。 今回の研修課題は,私が提案した授業案を叩き台にして,授業の流れ・内容を決めること。 特に,学習(実験)課題,結論,生徒の理解度を把握するための演習問題,この3つに焦点を当て,議論を深めて,先生方自身でこれらを決めてもらう,というねらいをもっていた。 先生方の話し合いへの態度は,うれしい限りだった。いい意味で予想が外れた。自分の考えをメモし,それを発表し合いながら,より良い考えに煮詰めていく話し合いができていた。今まではどちらかというと,私の意見を鵜呑みにする感じだったのに,自分の考え・意見を出し合えるようになった!! 議論の論点も,「生徒にわかりやすい言い回し」というものが中心となっていた。「生徒にわかりやすく」という観点が身についてきたのはすごい成長だと思った。これもうれしい驚き。 今後は,「生徒にわかりやすく」という観点にプラスして「この授業で生徒に何を身につけさせたいのか(授業の指導目標)」という観点が身についていくようにしていければ,と思う。(そう簡単にはいかないだろうけど) これまでの先生方はどちらかというと,そういった議論に対してはとても消極的だった。議論ができないようにも見えるし,人と議論するのを好まないようにも見えるし,何より,議論するためにはそのためのバックボーン(理科・実験についての知識的な裏づけ)が必要で,先生方はそれに対する自信が無いようにも見えた。 でも,STEPSAM2,ヒロシマ,そして私が主催する研修に地道に取り組んできたことによって,少しずつ自信が着いてきたのだと思う。先生方を見ていると「こうすればいい」という安心感が芽生えてきているように感じる。 その自信(安心感)を大事にしながら,今後も地道に研修会を続け,先生方が自分自身の力・意志でレベルアップしていけるようにしていければと思う。 |
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ていうか、活動が確実にレベルアップしてるね!すごい!! |
miyaben 2011/05/05 14:54 |
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