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zoom RSS 未熟者です,いつまでたっても。

<<   作成日時 : 2012/01/13 22:44   >>

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1月12日(木)
 木曜の午後はテクニカルミーティング(校内研修会)がある。今日はJICAの「理科教育改善計画プロジェクト(STEPSAM2)」のスタッフと専門家のMさんが来校し,参加された。今日の内容は,ソパイ先生による生徒を対象とした授業研究だった。先週,模擬授業を行っており,それを受けての授業研究だった。
 私は先週の模擬授業も参観した。その私から見た今日のソパイ先生の授業は,正直なところ,悪い点ばかりが目に付いた。今考えてみると良いところもあった。例えば,先週の模擬授業後の協議会で出た改善案を多少考慮していたこと。しかし,その時の私は,それよりも授業内容や,指導案に対する不満で頭がいっぱいだった。
 授業後,協議会を行った。順に意見を言っていく中で,私は授業の課題点,言い換えれば(実体は)私の不満を発言するつもりになっていた。しかし,Mさんの意見を聞いてそれをやめた。
 Mさんは課題点よりも,改善点,つまりさらによくするための意見に徹していたのだ。きっとソパイ先生のことをよく考えての意見だったのだろう。
 ソパイ先生の立場に立ってみれば,今はやっと授業研究が終わったところ。誰だって,まずは充実感や達成感を感じたいところだ。そんな時に,たとえどんなに正論だとしても,課題点ばかり,つまり授業の欠点ばかり意見されたら,どういう気持ちになるだろう。私だったら,不愉快になり,自信がなくなり,次へのモチベーションが落ちるに違いない。きっと,ソパイ先生だって似たようなものだろう。
 協議会での意見は,授業者や参加者のためになるものであるべき,そんな当たり前なことを考えることができていなかった。その時の私は,自分が抱いてしまった授業への不満や鬱憤を,自分の中で消化することができずに外に吐き出そうとしていた。協議会をその場に利用しようとしていた。自分のことしか考えていなかった。Mさんの意見を聞いて,なんとかそんな自分の間違いに気づき,私もMさんの真似をして,改善案について発言した。
 自分はソパイ先生やソカ先生,ティニ先生の支援に来ている。にもかかわらず,その3人の先生のことを思って活動できているだろうか?協力活動の一番根っこ,もっとも基本的な部分が私はいい加減だったのかもしれない。

 教員という仕事に8年間携わってきた。その間,自分に言い聞かせてきたことがある。
 教員として子どもたちと接していると,子どもたちに自分の考えややり方を半ば強いるようなことが多々ある。私はそれは仕方の無いことだと考えている。むしろ,自信をもって,堂々と,積極的に,自分の考えややり方を伝えるべきだと思っている,たとえ強いることになっても。しかし,それをする大前提として,「それがその子のためになっているか,その子のことを全力で思い考えたか,今から言うこと,やることがその末の結論なのか」ということが必要だと常々思っている。それが教員という子どもたちにとって非常に影響力の大きい立場にあるものの,義務・責任だと思っている。この思いを常にもって実行していこうと心がけてやってきた。無論,実行できなかったことの方が多く,その度に自己嫌悪し,反省しながらやってきた。

 そう心がけながら8年間やってきて,この協力活動に携わっているはずなのに,今日もまた同じ失敗をするところだった。いや,多分,ふだんの私の言動や行動,態度で,既に失敗を重ねているのだろう,きっと。今日はMさんのおかげでこの大事な,基本的なことに気づくことができた。あと2ヶ月とちょっと,気づくにはずいぶん遅すぎたかもしれないが,明日から,「カウンターパートのためになるかどうか」という基準で活動していこうと思う。
 帰国後,教員に復帰する予定だ。復帰後もこの基準を心がけていきたい。この基準が当たり前,というくらい自然にふるまえる教員(人間)に成長したい。
それにしても,未熟だなぁ,自分は。

後日談
 次の日の朝,ソパイ先生の方から私に,「昨日の授業(指導案)を書き直して,4月のSTEPSAM2のワークショップに提出したいから,指導案づくりをいっしょにやってほしい。」と言ってきてくれた!指導案づくりについてこのような要望をソパイ先生の方から言ってきてくれるのは,これが初めてのことだった。昨日の協議会で,不満をぶつけなかったこと,協議会後,ソパイ先生に「もし指導案を作り直すなら,ぜひ手伝わせてほしい,いっしょに良い授業案を作ろう。」と声をかけておいたことが,ソパイ先生の気持ちを前向きにしたのかもしれない。もし,あの時,不満をぶつけてしまっていたら・・・。
 「人のために何かをする」ということは本当に難しい。ほんのちょっとした声かけ1つでも,結果は大きく変わる,良いほうにも,悪いほうにも。今日あらためて感じた。「その人のためになるのかどうか」を一生懸命考えて行動することの大切さを。

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