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zoom RSS チャンタラーがお別れに来てくれました

<<   作成日時 : 2012/02/22 00:39   >>

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2月21日(火)
 午前中の活動もそろそろ終わり,という時間に電話があった。聞き慣れた早口のクメール語,チャンタラーからだった。相変わらずの早口なので,いつもどおりほとんど何を言っているのかわかない。が,どうやら今からここに来るとのことだった。ここ(図書室,私の活動場所)で待っているからおいでと告げて電話をきった。
 チャンタラーとはホームステイさせてもらった以来だ。その時撮った写真を渡したかったのでちょうど良かった。チャンタラーも,もう立派な小学校教師。きっと毎日忙しいのだろう。電話はよくかかってくるが,ここに遊びに来ることはなかった。きっと,今日は時間に余裕があるから,最後のお別れを言うために,わざわざタケオまで(彼女の学校はタケオ市から20km以上離れているらしい)来てくれるのだろう。それだけでも本当にうれしかった。

 再びチャンタラーから電話。どうやら門の前にいるとのこと。入っておいでと言っているのに,早口で何かを言ってくる。聞き取れないので,門の方に行くと,いた。何で入ってこないの?と言いつつ,図書室に連れて行く。ためらいがちなのは,どうやら自分はもう学校関係者ではないから許可無く入ることはできない,と考えたらしい。卒業生なのだから立派な関係者だ,と私は思うが,どうやらそうではないらしい。ていねいに先生方にごあいさつをしながら,チャンタラーはやっと図書室に入った。そこで,写真を渡した。やっと渡すことができた。帰国前に渡すことができて本当によかった。写真を見るチャンタラーはとてもうれしそうだった。よかった。

 居づらいらしいので,お昼をいっしょに食べることにして外にでた。養成校からちょっと離れた定食屋さんで食事をした。食事中,帰国までの予定を話していると,やっぱりこれが最後になりそうだということがわかった。前から考えていたのだが,こっちの生活で使っていた物をチャンタラーにあげたいと思っていた。それをチャンタラーに話すと,ぜひほしいとのこと。時間はあるとのことだったので,食事後,私の自宅へ。クレヨン,マジックペン,はさみ,ファイル,書類ケースなどの文房具や,キャリーバッグ,延長コード,卓上スタンド,ヘルメット,とにかく日本にはもって帰らない物の中で,チャンタラーがほしいという物をあげた。
 これまでチャンタラーには本当に助けてもらった。一番苦しかった時,何もできなくて,孤独で,自分の存在意義がわからなくて・・・,苦しくて仕方が無かった時,チャンタラーがいつもヒョコッと顔を出してくれて,何を言っているかわからないけど,楽しそうに,自分のペースで話して,気が済んだら帰っていった。それが当時は唯一と言ってもいいくらい,カンボジアの人との気楽に過ごせる時間だった。それが,日本語教室に変化していった。チャンタラーはいつも笑顔で,楽しそうに(私と話しても通じなくて絶対つまらないはずなのに)話してくれた。チャンタラーは私のカンボジア生活にとって,本当に大切な人だ。
 そんなチャンタラーに対して,日本に持って帰らない物をプレゼント,というのは本当は失礼極まりないのだが,喜んでもらってくれたので,これはこれでいいと考えることにする。で,ささやかだけど,本当のプレゼントも1つ。日本から持ってきた「手ぬぐい」。カンボジアではクロマーが最もポピュラーな特産品。日本版クロマーという紹介の仕方で渡した。早速首に巻いて,鏡を見ながら整えていた。気に入ってくれたのかな。
 「もし,またカンボジアに来る時は,絶対連絡してね,迎えに行くから。」「日本にも遊びにいきたいけど,遠いしお金がかかるから,きっと行けない。だから,またカンボジアに来て。」とお別れの言葉をくれた。そして,最後の見送り。思った以上にたくさんの荷物になった。それらの荷物のせいで,ふらふらしながらバイクを運転していく姿が,私が見た最後のチャンタラーになった。
 「ありがとう,チャンタラー。君のことを忘れません。彼と結婚して,幸せに暮らしていってください。同じ教師として,住む国は違うけど,健闘を祈っています。お互い子どもたちのためにがんばろう。さようなら,チャンタラー。」

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