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zoom RSS THE LAST 定例研修会

<<   作成日時 : 2012/03/10 00:09   >>

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3月6日(火)
 私の協力活動の柱である,「定例研修会」もついに最終回を迎えることになった。今回で合計31回,カウンターパートの3人の先生方との活動も今日でラスト。ずいぶん前から,最後の研修会は,「実験棚の整理整頓」と決めていた。これをいっしょに行うことで,実験器具をより身近なものとして感じてもらい,積極的に活用しようとする意識を高めてもらいたかったからだ。今回の活動内容は,いわば私からの最後のメッセージである。「先生方,自分たちの力で実験をしていってくださいね!授業改善をしていってくださいね!先生方の実力なら必ずできます,それだけの成長を遂げていますよ!」というメッセージだ。
 活動前の実験棚の様子はこんな状態。
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どこに何があるかわかりやすくするために,実験器具ごとにかごに入れ,そのかごにその名前を記して整理しよう,という作戦を立てた。
 先生方に,その作戦を説明し,役割分担をして作業に入った。
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この日,ソパイ先生は体調が優れなかったようで,「名前を名札に書いて」と頼んでも,気持ちが悪いのでできないと断られた。やれやれ,と苦笑い。でも,いつものことだから気にならなくなった。初めの頃は「真剣に取り組めないのかこの人たちは!」とイライラしたりもした。けれど,いつも誰かが何かしらの問題があり,それでも3人がほぼちゃんと集まってやってこられた。そのことに対する先生方への感謝の気持ちの方がいつの頃からか大きくなってきた。
 頭が痛い,と体調の悪さを強調していたソパイ先生も,作業が進むにつれて,だんだんのってきた。いつの間にかソカ先生に「この器具は○○という名前だよ」などとアドバイスをするくらいに。だったら,自分でやればいいのに,と私はまた苦笑い。あぁー,思えばいつもこんな雰囲気でやってたよなー・・・と,こういうことにも感傷的になってしまう。
 1時間半ほどの作業で整理が終了した。作業後の実験棚はこんな感じ。
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思った以上にきれいになった。やっぱり整頓されている実験棚はいいね,やる気がでてくる。先生方も満足そうだった。私のメッセージが伝わりますように・・・。

 過去30回の研修会で,9単元について実験の指導の仕方やその実験を取り入れた授業展開について,くり返し研修をしてきた。生徒への授業で,研修会で学んだことを活用する取り組みも,何度も,何度もやってきた。その結果,どの先生も着実に指導の技能が向上した。先生方が研修に取り組み,努力する姿を,一番近くで見てきたからこそ,先生方の実力を私が一番理解している。同時に,先生方の課題についても私が一番知っている。私が思う先生方の課題とは,「自主性」だ。ボランティアや支援団体がいないと研修ができない,授業改善ができない,という思い込みが非常に強く,結局最後までそれを「自分でもできる」という自信に変えることができなかった。私が帰国した後,先生方はどうするのだろう?新たなボランティアが来るのをただひたすら待つだけなのだろうか。こつこつと地道に積み上げてきた研修の成果(身につけた指導の知識や技能)を生かそうとしてくれるだろうか?
 私は先生方の現在の実力なら,十分自分たちで研修や授業改善に取り組んでいけると思う。これまでやってきたように,チームで研修をしていけば,効果的な研修ができ,成果もだせると思う。新しい単元に挑戦するのは難しいかもしれないが,これまでに取り上げてきた単元のさらなる研修だったら,絶対にできると確信する。この私の思いをこめて,これまでの研修会で使用してきた資料を再構成して,「実験指導マニュアル」として1冊のファイルにまとめ,それを一人一人の先生にプレゼントした。このファイルを用いれば,必ず実験指導のスキルアップや授業改善は自分たちで実行できるはず。このファイルに書いてあること全て,これまでの研修会でいっしょに,何度も何度もやってきたことなのだから。
 1年8ヶ月間,私は3人の先生方の指導技能向上に特化して協力活動をしてきた。「私の協力活動=(イコール)3人の先生方の成長」である。だからこそ,先生方の今後に対する思いは深い。3人の先生方には,ぜひとも「先生方自身の実力が周囲から認められ,尊敬される存在」になってほしい。そのためにも,支援に頼らずに,自助努力をする姿を周囲に見せてほしいのである。3人の先生方の努力によって,カンボジア教育の未来を開拓していってほしい,と大げさな表現ではあるが,心からそう願う。カンボジア人自身の努力の結集で,カンボジア教育を発展させていってほしい,そうすべきだ。
 最後に,リム・ソカ先生,ロス・ティアニ先生,セス・ソパイ先生,本当に本当にありがとうございました。先生方のご活躍を心から祈っています。国は違いますが,同じ教員として,いっしょにがんばっていきましょう!遠く離れていても,私たちは,チーム・仲間です。
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