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zoom RSS THE LAST プノン・チソー

<<   作成日時 : 2012/03/13 01:23   >>

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3月12日(月)
 カンボジア生活の締めくくりにプノン・チソーに登ることは,着任当初から心に決めていたことだった。2010年7月,任地であるタケオに到着して,初めての隊員仲間とのダウ・レーン(散歩・ピクニック・旅行といった意味),それがプノン・チソーだった。
 チソーからの眺めはまさにTHIS IS CAMBODIAだった。360度見渡す限りの大平野が眼前に広がる。「本当にカンボジアに来たんだ。カンボジアでの生活,協力活動が始まるんだ。」という強い実感があった。その時,活動終了時に最後に訪れる場所をここに決めた。「後悔の無い満足のいく協力活動をして,胸を張って,最後にここに来よう。」そう思った。
 今日,それが実現した。1年9ヶ月の協力活動,「後悔」というほどではないが,「心残り」なことはいくつも残ってしまった。それでも,満足はしている。本当にいろんなことがあったが,なんとかやってこられたと思う。「カウンターパートの立場に立って考える」という意識を大切にしながら,自分にできることを試行錯誤と工夫を重ねながらやってきた。ふり返ると,我ながら「ま,おまえにしてはがんばったんじゃない?」と自分自身に声をかけてやろうかなと思える,その程度にはやってこられた。
 ここに一人で来るのは今回が初めて。参道入り口(登山口)にあるお店の人たちから,「たった一人で登るの!?さびしいねー」と声をかけられながら,勾配のきつい階段を上り始めた。
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 長くて急な階段を,いつもよりゆっくり,一段一段上がっていき,やっと頂上へ。いつもどおり,遺跡をくぐり抜け・・・
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目的地に到着。
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 今日はとてもさわやかないい風が吹いていた。いい気分だった。
 1年8ヶ月前,最後はここに来ようと決めた。活動を終えてここに立てた時はどんな気分だろう,あれからずっとそれを想像し,励みにしてきた。でも,想像していたよりも,現実はずいぶんあっさりしていた。劇的でも感動的でもなく,淡々とした気分だった。多分,あの時感じていたような,不安やプレッシャー,気負いが無くなったからなのだろう。
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 期待外れというわけではないが,あんまり淡々としているのも,なんだかもったいない気がした。これまでずっと,楽しみにしてきたことなので。で,音楽を聴いてみることにした。着任当初,プレッシャーや不安に苛まれていた頃,この曲を聴いて自分を励まそうと思って,逆に泣きそうになるほどさびしさが募ってしまった曲だ。槇原敬之の「遠く遠く」と,ウルフルズの「笑えれば」。辺りに誰もいなかったので,結構大きな声を出して歌ってしまった。ちょっと無理やりではあるが,感動的なシーンにしてみたかったので。
 その後はゆっくりと過ごした。ただぼんやりと広がる景色を眺めたり,青い空を見上げたり。「もういいかな」と帰る決心がついた時,今度はごく自然に,「おしまい!お世話になりました!」と雄大な景色に向かって声を出した。誰もいないと思い込んでいたから。すると,すぐそばにカメラを構えて風景を楽しんでいる外国人観光客が。すごく恥ずかしかった。そして,その人が味わっていたであろう爽快な気分を損ねてしまった自分の行動に,軽い自己嫌悪を覚えた。
 想像とはずいぶん違っていたが,でもやっぱりここに来てよかった。カンボジアで一番大好きな景色を眺めながら活動を締めくくること(活動終了宣言)ができた。とても幸せ,感謝,感謝。

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