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zoom RSS 勤務(活動?)して2週間経過したが・・・

<<   作成日時 : 2010/08/01 16:52   >>

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 初出勤が7月19日(月)だった。職員の朝礼があるわけではなく,先生方は自分の授業時間に合わせて学校に来られるというスタイル。私の居場所である理科準備室の準備が終わるまで(土ぼこりだらけで汚かった,電気もつかなかった)事務所にいることになった。下の写真の正面が事務所・図書室・校長室がある棟。左側が教室棟。
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 困ったこと@:
 「君のスケジュールを教えてくれ?」と言っているようなのだが,それよりもまずこの学校のスケジュール(年間予定,月間予定など)が無いと自分のスケジュールのたてようがないので,それを下さいと頼んでみた(つもり)。でてきたのは・・・。
 自分の予想とは全く違い,文章しかない書類。予定表なんてどこにもない。しかたなく,読めるところだけ読んでみると,どうやら1・2年生が何月に始まって何月に終わるか,という大まかなことが書いてあるようだった。それだけ!!??という驚きととまどい。その書類以外,予定表のようなものは何もないらしい。その書類で決められた期間内に,決められた授業内容をそれぞれの先生がこなしていく,という仕組みらしい。もちろん,授業内容が全部終わる感じではなさそうだが。

 困ったことA:
 言葉は理解できなくても,せめて名前だけでも覚えていこうと思い,壁に貼ってある学校の組織図のようなものをノートに写してみた。写し終わり,副校長さんや,教務主任さん(多分そんなポジション)に,それぞれの人の名前の読み方をおしえてもらおうとした。すると・・・,この人はいないとか,この人は今このポジション,などと言っているようだ。
 つまり,古い組織図らしかった。必要性があって壁に貼ってあるわけではなく,見栄えがするからっていう理由で存在しているらしい。

 困ったことB:
 やっぱり言葉の壁は厚い!さすが教員養成校の教員,ということで何人かの先生は英語が多少使えるから,最低限の意思疎通が図れる。でも今後の生活・活動のことを考えると,やっぱり今やるべきことは語学の勉強かなと思った。で,どうするかだ。今までの復習をやろうとも思ったが・・・。
【試行錯誤その一】 
 で,ふとひらめいたのが,付属小学校のこと。今後そっちでも活動する(してみたい)のだから,顔を知ってもらえる効果もあるし,小学校で生徒といっしょに勉強させてもらおうと思った。早速副校長に話し,やっと理解してもらえたみたいで,すぐに電話をしてもらった。すぐに行って来いよ,と言われ,付属小に行った。校長先生に考えを伝えた
,つもり。校長先生は英語ができないが,私の片言のクメール語を丁寧に聞き取ってくれたおかげで,大体はわかってもらえたみたいだ。来週からおいでということで話が決まった!その後,全クラスを回って全校生徒に紹介してくれた。なんて優しい校長先生!
 しかし,その日はよりによって学年末の進級試験の日!!!試験を中断させてまで紹介してくれた。高学年になると,テストでそれどころじゃねーよ,っていう子もいた。別の日に紹介してくれてもいいのに,とも思ったがこれもカンボジア流なのかなぁ。
【余談】
 こんなことから,進級試験を見ることができた。うわさには聞いていたが,やっぱりすごかった。試験と言っても,相談あり,途中退場あり(お菓子を買いにいき食べながら戻ってくる),なにより試験官役の先生が外で談笑している!こんな体制が進級できるかどうかを決める大事な試験!?と,目を疑ってしまいたくなるような光景だった。
問題は山積していることが,垣間見えた。
 教室・校庭はゴミだらけ。敷地内に売店があり,駄菓子などを買えるからだ。こっちの人はポイ捨ては当たり前の感覚。掃除をするときに片付ければいい,という価値観なのかなぁ?衛生面でも道徳面でも問題あると思う。
 今は学年末休業中。でも,授業がある。というのは,先生方が生徒から毎日授業料をとって授業をするのが慣習だからだ。先生はそういう副収入でやっと生計を立てているらしい。こんなことも大きな問題の一つ。
 そのせいか,授業は非常にいい加減。2時間教室にいて,授業は15分ほど!何これ?あとは休み時間か自習を子どもたちそれぞれが勝手に選んで過ごしているって感じ。その授業も,昨日の宿題の答え合わせだけの時もあり。
 カンボジアの教育を本当によくしようとするなら・・・。
 どこから手をつけるべきなのだろう?私の活動は理科の授業(指導)の向上(実験などの体験的な授業を伝える)なのだが,なんだか現場はそれよりももっとやるべきことがあるだろっ!!!ということがたくさんあるように思えてしまう。もちろん,そういう改革も行われてはいるのだろうが・・・。
 問題は根深く深刻だな,ということを痛感した。

 下の写真が,教科書。子どもたちのほとんどは教科書がない。先生の書いたことや言ったことをノートに写すのがこの国の勉強スタイル。写すこと=勉強と言う感じ。教員養成校でも同じだ。そんな授業の常識を改善していくことが私の役割だ。これから先生になるって養成校の生徒たちと,その生徒を教える先生に,体験したり,考えを深めたりする授業の良さ,重要性をわかってもらうことから始めていこう!
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 困ったことC:
 私のカウンターパート(私が直接関わるパートナー,その人に理科指導について伝えていくのが私の活動)は,2人いる。しかし,そのうちの一人が病気で1ヶ月休むことになってしまった。こんなことが結構あるらしい。
【試行錯誤その二】
 カウンターパートの授業を見せてもらうことにした。
 しかし,1週間で挫折した。授業内容が私が伝える分野と違うことがわかったこと,言葉が難しく全く理解できないことが理由。
 理科の指導書があることがわかったので,それを解読することを当面のメインの活動内容にすることにした。前任の隊員が残してくれたワークシート集,実験器具もきちんと整理されていて,それを確認して,実験を始めようと思えば始められそうだが,長い活動期間なので,焦っても仕様が無いと考え,まずはカンボジアでどんな理科教育が計画されているのか,それを知ること,そして語学の習得も兼ねて,指導書の解読に専念することを選んだ。9月中には一通り目を通し,それから実験や指導の仕方など,実践的な活動を始めようと,今は考えている。

 下の写真が私が勤務している小学校教員養成校。同じ敷地内に,中・高等学校教員養成校,職業訓練校がある。土日は大学になったり,夕方はプライベートスクールになったりと,なんだかよくわからない。

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これが私の居場所,理科実験室と資料室がある。

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これが理科実験室。この中にスクーターを停めておいたり,ここで食事を作って食べる先生もいたり,使い方は理科以外のことの方が多いかも。

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ここが私の居場所。いろんな教科の資料・教材が置いてあるんだけど,窓が壊れていて開きっ放しなので,土ぼこりをかぶっている。過去支援してきた団体が制作した教材だと思う。
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【カンボジアの地でついに走りました】
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 今日は日曜日。タケオで2週間が経ち,カンボジア生活1ヶ月半にして,やっと走る気になった。ダンボールのガムテープをはがし,送ってもらったジョギングシューズ(日本では学校の上履きにしていた)を出した。朝,涼しいうちに30分走った。気持ちいい。やっと走ろうって気になれたことをうれしく思う。時間を見つけて走っていこうと思う。活動もゆっくりゆっくり走り出せればと思う。

【反省】
 自分が精神的に苦しい時期とはいえ,過去の自分のブログの内容を見ると,このブログを見てくれている人に誤解を与えてしまうような心配がでてきた。なんだかカンボジアという国はひどい国だなと思わせてしまっているのではないか,そう反省した。
 カンボジアはひどい国ではない。むしろとても良いもの・大事なものをたくさん持っている国だと思う。それを伝えずに,問題点ばかり伝えてしまった気がする。今後は自分がすてきだな,すばらしいなと感じたことも載せていこうと思う。
 今現在の私が感じる,カンボジアの一番すてきだなと思うところは・・・。
ズバリ「家族愛,人間愛」である。外に出ると,至るところで子どもをあやしている姿,お兄ちゃんやお姉ちゃんが妹・弟を面倒見ている姿など,思わず笑顔になってしまうシーンがたくさん見られる。残念ながら写真を撮ることができないので伝えづらいのだが,本当にここではそういうシーンがたくさん見られる。
 そういうすてきなことも,今後は載せていきたいと思う。

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内 容 ニックネーム/日時
カンボジアの国の、日常の、それが当たり前なんだという様子が
ありありと伝わってきて、すごくおもしろかった!!
試験中にも突入する校長先生のパパ紹介や、
お菓子食べながらの受験、
せっかく写したのにすでに過去のものだった組織図、
そして、「君のスケジュールを教えてくれ」
もう、吹き出してしまいました。
日本にじっとしていたら、分からなかったことばかり、
衝撃の連続ですね。
その国にとっての当たり前 をまだ、当たり前に感じない新鮮な今、
たくさんメモして、ためていくと、きっとこれからずっとずっと先、
いつかパパの活動のキーポイントになるような気がします。

衝撃の連続だけど、勉強になるねぇ。
やっぱ、日本から出て、日本以外をたくさん見なくちゃね。
パパの生徒達も、これから大きくなる子どもたちも、
みんなみんな、どんどん日本から出て、びっくりして、勉強して、
日本に戻ってきてほしいね。

本当、おもしろいパパブログ。 楽しみにしてます。
さっちー
2010/08/01 20:40

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