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zoom RSS 理科実験出前授業(SET‐Deli)INストゥントレン

<<   作成日時 : 2011/03/05 17:33   >>

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2月16日(水)
 プノンペンからバスでストゥントレンへ。
 SET‐Deliとは,青年海外協力隊員(JOCV)の中でも,理数科隊員が有志で集まって活動している理科実験の出前授業のこと。カンボジア国内でJOCVが派遣されていない教員養成校の先生方のために,身近な材料でできる実験を紹介することが目的。
 私は,これまで2回,見学者として参加させてもらった。本格的に活動に参加するのは今回が初めて。材料購入,予備実験,資料(実験マニュアル)の作成など,自分なりに準備に力を入れたつもりで臨んだ。

 プノンペンを朝7:15に出発。予定では10時間,5時ごろに着くはずだった。
バスに揺られて5時間ほど。バスが突然停止。故障らしい。添乗員の1人がクロマーを腰に巻いただけの格好で,バスの下にもぐりこんだ。服が汚れるのを防ぐためにほぼ裸になったらしい。汗まみれ,泥まみれになりながら必死で故障を直す姿はかなり男前でかっこよかった。その間に近くのお店でお昼を食べた。
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 30分ほど経って,やっと動いたと思ったら,ノロノロ運転。やっと休憩地点に着いたと思ったら,また修理のため足止め。
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 結局,日がとっぷりと暮れた午後7時過ぎ,やっとストゥントレンに着いた。12時間の長旅になってしまった。
夜のストゥントレンの様子はこんな感じだった。
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 2月17日(木)
 SET-Deli第1日目。会場となった教員養成校はこんな感じ。
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 参加してくれた先生方は,およそ10人前後。理科担当の先生は3人いて,全員参加してくれた。その3人の先生方が中心となってとても熱心に授業を受けてくれた。質問も積極的にしてくれた。残念なのが,その質問の内容がよくわからず自分ではちゃんと答えられなかったこと。(先輩隊員が代わりに答えてくれたが)やはり,クメール語の実力アップが自分の課題。
 今日の授業は・・・。
@「太陽系の惑星」 by A先輩隊員
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各惑星が,太陽からどれだけ離れているかを実感してもらうために,最初は紙の上に縮尺を変えて位置関係を表し,次に外に出てより大きな縮尺で位置関係を表しました。外に出てより大きな縮尺でやってみる方が距離差が大きくでるのでよりわかりやすく面白い実験になった。

A「熱伝導,体積変化」 by I先輩隊員
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金属の形状によって熱はどのように伝わっていくのかや,加熱することによって体積が膨張することを確かめる実験だった。どこでも手に入れることができる,ボルトとナットを使って,熱膨張の実験をやった。ボルトを熱すると膨張してナットに入らなくなる。ちゃんとした器具が手に入りにくいカンボジアでは,こういった工夫がとても大事。

B「消化」 by Y同期隊員
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唾液のはたらきをヨウ素液を使って確かめる実験。この実験をやると,いつも先生方はちょっと盛り上がる。唾液を出すのをいやがる先生がいるから。特に女性はいやがる。気持ちはよくわかる。「恥じらい」があるカンボジア女性らしい反応。それを無理やりやらせようとして男性の先生がからかうから,ちょっと盛り上がる。

C「顕微鏡の使い方」 by H隊員(私)
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私が担当しました。本物の顕微鏡は高価なので,1台20ドルほどのおもちゃの顕微鏡を使った。これでも先生方にとっては貴重な実験器具,4台プレゼントしたら喜んでくれた。おもちゃと侮るなかれ。けっこうちゃんと見られる。つくりも本物とほぼ同じなので,各部位の名称や操作方法を学ぶことができる。
 たまねぎの細胞と,水草の葉の気孔を見ることができた。隊員がサポートしてくれたおかげでなんとか授業を終えることができた。1人では無理だった,というのが感想。

 2月18日(金)
 2日目(最終日)。
D「磁石・電気回路」 by I隊員
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鉄が磁石によって磁化されることや,乾電池や電球を直列・並列に結ぶことで電球の明るさがどう変化するか,などを確かめた。

E「呼吸」 by A隊員
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石灰水を使って,呼気に二酸化炭素が多く含まれていることを確かめた。呼気=二酸化炭素と誤解してしまう先生がいるので,気をつけて説明しなければならない。呼気全てが二酸化炭素なのではなく,割合が増すことを伝えるのが大変。

F「酸素と水素の生成」 by H隊員(私)
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塩酸などの薬品が手に入りにくいので,塩酸の代わりにトイレ用洗剤を使った。これで十分水素が発生するのだが,洗剤成分があるせいか,水素発生時に泡立ってしまうのが難点。アルミニウムの観察がしづらい。
 実は,この実験,失敗をしてしまった。アルミニウムと洗剤の量を説明しなかったので,先生方が大量に入れてしまった。そのせいで,過剰に反応が起こり,容器に使っていたペットボトルが変形してしまうほど発熱してしまった。火傷の危険性もあったくらい。こういう危険が無いよう,安全についての指導も大事にしなければならないのに。今後の課題の1つになった。
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G「光合成」 by Y隊員
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写真のように,見事にクッキリと反応がでた。アルミ箔で覆っておいた部分は光合成が行われなかったため,でんぷんが生成されず,ヨウ素液に反応しなかった。この実験で,光合成には日光が必要なこと,光合成によってでんぷんが生成されること,葉で光合成が行われること,が確かめられた。このようにちゃんと結果が出ると,とてもわかりやすい。先生方もすごく納得していた。

 2日間午前も午後もずっと実験の繰り返し。さぞ先生方も疲れただろう。講座を開く側も,準備や当日の運営で大変だったが,授業を受ける側もさぞかし大変だったと思う。参加してくれた先生方,本当にお疲れ様でした。
 と,こちらからお礼を言いたいくらいなのに,ストゥントレン小学校教員養成校の先生方が夕食会を開いてくれた。食べ物もおいしかったが,先生方の気持ちが本当にうれしかった。
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 やってよかった。帰路,バスで10時間の道のりも苦にならなかった。 

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